ラグビー代表チームと国籍

こんにちは。
YAMAGATA INTECH 人材サービス部大阪支店のSKです。

ラグビーのワールドカップが日本で開催中です。
各プール(一次リーグ)の戦いも中盤戦に差し掛かっており、ここからはいよいよ決勝トーナメントへの生き残りを賭けた争いになっていきます。
日本は世界ランキング2位のアイルランドを破るなど、開幕2連勝でプールAの首位に立っています。
私もテレビで観戦していますが、ラグビーのルールは「ボールを前に投げてはだめ」くらいしかわからなかったものの、なんとなくプレーの意図などがわかるようになってきました。

ところで、今回のワールドカップに出場している日本代表チームの構成を見てみると、31選手のうち15名が外国出身者となっています。
例えばサッカーなどでは、原則その国の国籍を持っていることがナショナルチームに入るための要件であるわけですが、ラグビーは少し違っています。
ラグビーでは、以下のいずれかの条件に当てはまれば、その国の国籍を持っていなくてもナショナルチームに参加することができるそうです。

・その国・地域で生まれた
・父母または祖父母のいずれかがその国・地域で生まれた
・その国・地域に継続して3年以上居住している(2020年12月31日から5年以上に変更)

というわけで、サッカーと比較するとラグビーは国の代表になるための要件が広く設定されていることになります。
日本のトップリーグで長くプレーしている外国出身選手が、何人も日本代表に選ばれています。
また、原則として他国での代表経験がないということも条件とされているため、日本代表を選択するということは、事実上母国の代表になれなくなることを前提に考えてくれた結果ということにもなります。
そういったことを考えると、ますます応援したくなってくるというものです。

私は日頃から日本で働く外国人の皆さんと関わっています。
日本ではこれからますます、日本人と外国出身の方が一緒に働く企業が増えていくでしょう。
そういう世の中になっていくのだということを考えると、国籍にこだわらないラグビーの代表選手の選び方というのはとても柔軟で視野が広くなるような感覚があります。

今大会は日本で初めて開催されるラグビーのワールドカップです。
それに加えて日本代表チームの成績もここまで2戦2勝ということもあり、選手たちに対する日本国民の注目度も非常に高くなっています。
このワールドカップが、日本人の意識がよりグローバルになるきっかけになれば良いなぁと思っています。